留学生と第二次世界大戦について話したら超ラブ&ピースになった話し

留学生と第二次世界大戦について話し合った時の話をする。

当時、僕は外国語大学で英語を勉強していた。人生紆余曲折あり20代半ばでの入学だったので、社会経験もそこそこに、社会に対する見方は高校卒業間もない同級生とはかなり違っていたと言える。もちろん友人はたくさんいたが、どうしてもお兄さん的存在になることがもっぱらだった。

そんな僕に留学生の友人ができた。彼とは年齢も同じで、紆余曲折組という点でも同じだった。人生をもう一度やり直そう!!そんな気持ちを腹の底に据えた二人はすぐに大の仲良しになった。その他にも共通する所が僕らにはたくさんあった。

僕は英語が専攻の大学生。彼の専攻は国際関係論だが、日本へは日本語を学びに来ていた。当時、僕の英語は拙いもので(今もだが・・)、政治の話となると語彙力や表現力が追いつかない。彼の日本語はどうかというと似たもの同士で同じような具合だ。

互いに、日常会話を外国語で行う程度の語彙力と表現力はあったが、お堅いトピックとなるといつものようにはいかない。各駅電車の如くいちいち止まるので、なかなか終点には辿り着かない。

それでもお互い楽しんでおり、簡単な英語(彼は日本語)をたくさん並べ、言い回しを変えたりしながら、日本語と、英語とが混ざり合う形で少しずつ終点へと向かうのだった。

どうやら脳みその構造も似ておるようで、二人とも暗記力が極端に悪かった(今もだが・・・Orz)。知識を蓄える器も非常に小さく、やっとの想いで蓄えた知識すら脳みその中に整理しておくことができなかった。

「知識を蓄える容器」というものが目に見えるとすると、普通の人はこんな感じか。
(いわゆる短期記憶と考えてくれていい)

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※忘却ということを考えると穴を開けたほうがいいと判断。

悲しきかな僕らの器はこんな具合だ。もうあれだ!裏だ!

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※小さいからといって漏れないわけではない。忘却も人一倍。

はたまた、

「知識を整理しておくタンス」があるとすると、僕にとって、普通の人はこのように思われる。

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あぁ、すると僕らはこうなのだ。

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※しかも中身は当然散らかっている。誰なんだお前は?

自虐的なことをネタにするのが好きなわけではないが事実なのでなんとも仕方がない。こういうことで、二人とも物を憶えるのにかなりの工夫と努力が必要だった。

さて、ここから少しずつこのお話の本題に近づいていくことにする。

彼とは本当に色々な話をした。互いに政治や社会問題などに興味があったので、時に議論は白熱する。原爆について、憲法について、歴史について、人種や宗教について、などなどエリアは多岐に分かれる。

あるとき、彼と戦争についての話をしていた。話の詳しい流れや内容は覚えていないが、文脈は第二次世界大戦へと辿り着く。

その時は、彼が日本語で頑張りたいというので、主に日本語での討論となった。

そんな彼はどうしても日本語で言いたかったのだ!

「第二次世界大戦」という言葉を!

彼は
「ちょっと待って、最近覚えてん!!もちょっと待って、ん~~~・・・。」

と思い出そうと必死である。気持ちは痛いほど分かる、整理されていない脳みそのタンスはまるで広大な宇宙である。

僕は応援する。心のなかで横断幕を降って応援する。こういうのはお互い様で、僕もよくあるので時間をかけて彼が思い出すのを待つ。


「ダイニジ・・・セカイ・・・タ・・・タ・・・」

僕の心
「そう!!そうよ!!もうちょっとよ!!がんばれ!!」


「ダイニ・・ジ・・・セカイ・・・タ・・・・タ・・・・」

僕の心
「そう!!そうよそうよ!!合ってるよぉ!!自信を持って!さぁ!!」

突如として彼の目がまっすぐに僕を見た。そうだ。思い出したのだ!ただ、完全に自信がある様子でもなく、表情にほんの少しの戸惑いも確認できた。

そして、彼はこう続けた。


「ダイニジ・・セカイ・・・

タイソウ!!!!


第二次世界
❤体操❤

この一発が今までのお堅いトピックの流れを完全に断ち切った!

5000万人~8000万人(飢餓や病気を含む)の犠牲者が出た、悲惨で戦慄すべき人類史上最悪の出来事が、一転して仲良しラジオ体操サークルみたいになってしまったのだ。

まるであれじゃないか!

仲良さそうじゃないか!

国籍や人種・民族、宗教など全く関係なく、仲良く皆でラジオ体操をしているイメージが僕の脳細胞の隅々まで浸透し、完全にラブ&ピースになり大笑いしてしまった。

「腕を前から上に上げてぇ、大きく背伸びの運動からぁ~~・・・」決まり文句とあのなんとも言えない和やかなメロディーとともに僕は笑いの大渦に飲み込まれていった。

笑い転げる僕を見ている彼の表情はやっちまった感で満たされている。ひとしきり笑い終えた後にすげぇ怒られた。

その真剣に怒っている表情を見ていると、再び第二次世界体操が頭に浮かびまた笑い転げる。今となってはいい思い出だな。

8月は、広島や長崎で起きた悲惨な出来事を日本人に思い出させる月だ。まだ僕が生まれる前、8月6日には広島へ、8月9日には長崎へと原子爆弾が投下された。

最近、きな臭いニュースが頻繁に耳に入ってくるようになった。誰だって戦争はしたくない。

どうだろう?

各国首脳が共に酒を飲んで、帰りにコッテコテのラーメンでも啜って、ラジオ体操でも踊ってみたらどうだろう?第一次世界体操を勃発させてみてはどうだろう?

・・・・。

それでも戦争はなくならないか・・・。

でもやはり、戦争のない世界を祈りながらこのエントリーを終える。

合わせてどうぞm(__)m

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