ちょっと怖めのSFサスペンスかしら?とジャケットだけ見てレンタルした『アフリクテッド』が面白かったのでご紹介!ホラーの要素もスリラーの要素も程よく、超良質なB級映画(いい意味で)だった。
※SFサスペンスでない(笑)
ネタバレの程度で見出しを分けているので選んで読み進めて欲しい。【少しネタバレあり】は映画を楽しみ損ねてしまう可能性もあるので、純粋に映画を楽しみたい方は読まないことをおすすめする。
目次:
映画『アフリクテッド』をザックリ紹介!【ネタバレ少なめ】
公開:2015年
監督:デレク・リー / クリス・プラウズ
主演:デレク・リー / クリス・プラウズ
AFFLICTED アフリクテッド on YouTube
物語は、デレクとクリスが世界旅行に出発だぜ!とパッピーでパーティーな雰囲気で始まる。世界中を巡遊しながらその模様をブログにアップしていくという、ぼくのようなダメな大人はウズウズしてしまう設定だ。
デレクは出発前に脳の病気が発覚するも、クリスと旅立つ決心をする。映画の序盤は、ミュージシャンの友人に再開したり、フランスでパリジェンヌを口説こうと頑張ってみたり意気揚々と展開する。
旅を続けていくにつれ、デレクの様子が少しずつ変化していくと共に、徐々に物語はドキドキスリラー映画へと舵を切っていくことになる。
映画『アフリクテッド』の感想【少しネタバレあり】
あまりスリル系やホラー系の映画を選んで観ないだけに新鮮だったのか、意外にイケた。映画の序盤は「わーい!いってきまーす!」とハッピーな雰囲気から、徐々にスリラーになっていくのだが、当映画『アフリクテッド』はこの「徐々に」が非常に巧みで、自然な流れでハラハラスリラーの領域に引き摺り込んでくれる。
旅のために持参したカメラを通して撮影された映像が映画のカメラワークとなっており、観ている側は臨場感が増す仕組みも嬉しかった。
趣向や体質が少しずつ変化する中で、人格も変わったり戻ったりと振り子のようにゆらゆら揺れる。制御が効かない状態での行動を、我に返ってから強く後悔する。人間の内面の描写もなかなかイケた。
映画『アフリクテッド』を観て・・・最後に
個人的には好きな映画だったが、この映画をどの層が求めるのだろうかと考えた。他の映画に比べ好みによる部分が強いと感じたからだ。
ところどころで「わっ!」っとドッキリ感はくれるものの、恐らく、ガッツリホラー系が大好きな人にとっては物足りないと感じるだろう。とは言え、カップルでの鑑賞を考えると少しグロさも強めな印象だ。
B級映画というのを好んで見る人も多い。そんな人にとっては良質なB級映画として満足感が得られるのかもしれない。と考えてみたら、そんな層はあまり多いわけではないと思うので、ここまで話題になったのは作品が良かったからなのだろう。
いや、待て。ホラーやスリラー映画が苦手な男子で、スリラー映画好きな女性を自宅へ招待する口実としてはありかもしれない。ホラー度やスリラー度はほどほどなので、自分のヘッポコっぷりもバレないし、気になる女性とも接近できる。
男目線でごめんと思いつつ、もっとこの層は数少ないな・・・。と気が付いたところで当エントリーを終えたい。
ぺこりm(__)m
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