【レビュー】妻が妊娠してテンパった男性陣はマンガ「コウノドリ」読んでみ! 少し落ち着くぞw

あと2,3ヶ月もしたら赤ちゃんが産まれてくる。つまり、パパになる。誰だってみんな「親初心者」で、初めての出来事にテンパった覚えはないだろうか。ぼくもその一人だ。

最近、モーニングで連載中の「コウノドリ」を9巻まで読んでみた。産科医「鴻鳥サクラ」を主人公とした物語で、今の現状も手伝ってとっても面白く読ませてもらった。ぼくのようにこれからパパになろうとしている、テンパった男性陣は一度読んでみてはどうだろう。マンガ自体とっても面白いので、気負わずにパパ予備軍として意識を変えていけるかもしれない。ということでレビュー。ネタバレあり目と少な目で分けて見出しを付けておくね。

目次:

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マンガ「コウノドリ」をネタバレ少なめでご紹介

主人公は「鴻鳥サクラ」という孤児院で生まれ育った産科医だ。医者を本業とする傍ら、「ベイビー」という有名なジャズピアニストとしても活躍する、というなんともロックな設定。妊婦というよりも、産科のお医者さん達の奮闘やドラマを中心に描いたマンガだが、各ストーリーで登場する妊婦さんや夫のケースを通して、医療的な話も結構出てくるので知識を得るという意味でも面白い。

主人公の鴻鳥は、悩んだり困っている患者さんに寄り添いながら、厳しくも優しく患者さんと接するキャラだ。その他に登場するキャラも中々個性的で楽しめる。ちびまる子ちゃんが大人になったような助産師の小松さん、ゆるキャラだけど術中はすっごく熱くカッコイイ救急の加瀬先生。院長先生のちょっと嫌なキャラだがマヌケな感じも憎めない。

主人公を含め、周囲の人たちの背景などもドラマチックに散りばめられており、この点も読み応えがたっぷりな上、どこかでホッコリ心温められてしまう物語となっている。

ストーリー毎に出てくる症例や、夫婦の心情などにも焦点があてられ、出産や命そのものについて考えることのできる作品となっている(かつホッコリw)。

マンガ「コウノドリ」をネタバレあり目でご紹介!

マンガ「コウノドリ」を読んでみて、「読んでよかったなぁ。」や「こんな人に読んで欲しいなぁ。」なんて頻繁に思った。ここで取り上げるシーン以外にも、未成年の妊娠や性病の話など、興味深い話もあるが、何をどう読んでよかったと思うのか、妊婦の妻を持つ夫目線で、具体的なシーンとともに書けたらと思う。

なお、ネタバレが結構あるので、純粋にマンガを楽しみたい方は読まないでね。

妊娠についての「分からない」が少し無くなり腹が座る

男というのは妊娠に関して無知だ。妻が妊娠していても、気をつけるべき病気や女性が抱える不安などにも気が付きにくい。残念ながら「頑張って働きますばい!」と気合を入れるくらいしか思いつかない。

「・・・それに男のオレが家に居ても何もできないしな・・・。仕事してたほうが気を遣わなくていいしさ、仕事すんのが家族のためなんだよ。」

コウノドリ(3巻)

と言って、あまり妻の話を聞いてあげない夫のストーリがある。実際に男は何もできないし、何をしたらいいのかも分からなかったりする。

その夫に鴻鳥はこう伝える。

「確かに出産には男の出る幕はありません。心配することくらいです。しかしその心配を奥さんにしっかりと伝えることで、奥さんは旦那さんとの赤ちゃんを産んで育てる決心ができるんだと思います。」

コウノドリ(3巻)

ほぉ、なるほど。なんて思う。

また、男はお腹の出た妊婦さんには「大変だな。」なんて思えるが、実際は妊娠初期のつわりの方が妊婦さんにとって大変なものだ(人にもよる)。この事実も、「コウノドリ」を読んでいると知識として入ってくる。ウチのケースも中々つわりには悩まされて、彼女もボクも随分とテンパった。

結局、ボクは男なので、妊婦を通して女性がどういう気持になるのかなど、深い部分で「分からない」というのは変わらない。ただ、「コウノドリ」のおかげでテンパらない程度に心へ落とす役に立ったのは間違いない。

妊娠における「順調」という言葉のありがたさを知る

有難い話で、赤ちゃんは妻のお腹の中で「順調」に育ってくれている。これがどれだけ有難いことか、「コウノドリ」を読んで実感するようになった。

「コウノドリ」を読んでみて、妊娠した女性はとんでもなく大きいリスクを抱えていると知ることができた。常位胎盤早期剥離など、赤ちゃんと母体の両方が危険になる状態もある。女性ってスゲェ、妊娠ってスゲェな・・・って改めて思う。

無脳症のため、人工的に出産を早めて、出産直後に死んでしまうと知りながら行われる出産のストーリーも「コウノドリ」で取り上げられている(最終的に、このストーリーもホッコリ終わる)。

「順調」。実際に順調ではない事態が起こった人と比べると、ぼくが感じる「順調」へのありがたみは知れたものかもしれない。ただ、「コウノドリ」を読む前と後を考えてみると、比較にならないほど強く「ありがたい!!」と、そう思うようになった。

当たり前な人にとっては当たり前な「順調」という言葉は、本当にありがたいことなのだ。そして、このことを教えてくれた「コウノドリ」もありがたい。

医学的な知識にも触れることができるぞ

「コウノドリ」を読んでみて良かったことの一つが、ストーリーを通して医学的な知識も得られる点だ。難しい医学用語などはネットでの説明をみてもいまいち分からない(というかさっぱり分からない)。もちろん、「コウノドリ」を読んでも医学用語は分からないのだけれど、何となくでも印象に残すことはできるし、分かるべき用語の区別がついたりする。これはマジでありがたいw

自分で説明するのも自信が無いのでマンガから引用。

NICU(新生児集中治療室)

「ここ(NICU)に入院しているのは、早産児(低出生体重児)や心臓病など生まれつき病気の赤ちゃんや

妊娠や出産に際して具合が悪くなった赤ちゃんです。」

コウノドリ 7巻

常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)

「これは妊娠中、又は分娩中に、胎盤が赤ちゃんの娩出より先に剥がれる状態を言います。

それにより酸素と栄養の供給が断たれ、赤ちゃんは低酸素症や循環不全をおこし、最悪の場合胎児死亡につながります。」

コウノドリ 2巻

ストーリーを通して何度も出てくる用語もあるので、ストーリーを思い出してどういった危険がある病気なのかなど頭に入りやすかったりする。

最後に、妻が妊娠してテンパりが収まらない男性陣は一度「コウノドリ」を読んでみてはどうかね?

何人もの子どもを出産している「親熟練」の人にとっては、「何当たり前のこといっちゃってんの?」なんて思うかもしれない。でも、経験の無い者にとって、その当たり前を心に落とし込み、かつ実際の考えや行動として反映させるのは、とっても大きなことだったりする。

結局のところ、想像したり調べたりはできるが、深い部分で、男は妊娠している女性の気持ちは分からない(逆に男の心情も女性は理解できないのだと思う)。男にとって究極的に「分からない」こと。そしてそれが人生で初の出来事だったとすると、テンパるというのは自然な反応でもある。

「コウノドリ」というマンガを読んでみて、一番よかったのは、「分からない」が少し減り(少なくとも何が分からないのかが分かるようになる)、妙に心が落ち着いたことだ。

絶対読め!なんてことも思わないが、テンパってしまった時の選択肢としてアリアリだと感じる。また、色々な知識が入るからこそ生じる不安もあるだろうが、不安な気持ちを夫婦で共有し、話をすることは良いことでもある。

テンパっている男性陣は、気軽な気持ちで、一度「コウノドリ」を読んでみてはどうか? 案外落ち着くよw

最後に、自分の子どもが無事産まれてくれること、嫁さんの体も無事であることを強烈に祈りつつ、この記事を読んでくれた、現在妊娠している女性、あるいは妊娠している妻を持つ夫に対し、安産を祈りたいと思う。

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