この間、部屋の模様替えをしていると一つの本を見つけました。アインシュタインについての本。といっても、軽めの格言集といった感じで非常に読みやすい本です。読むのが速い人なら20分くらいで読み終えると思います。
これも縁だと思い読み返してみると、驚くほど言葉がすっと心に落ちました。マジでお薦めだったのでご紹介!
ノーベル賞を受賞した物理学者、などと聞くと「難しいこと書いてあんじゃないの?」と敷居の高さを感じる方もいるかもしれませんが、そんなことは全くなく、僕たちが普通に暮らしていく中で感じることが主な内容となっています。アインシュタインの人生に対する探究心がにじみ出た内容で、どこにでも、誰にでもある悩みに対して奥行きのある言葉が多い本でした。
『アインシュタイン150の言葉』悩みを癒してくれる一冊でした!
当書籍は、原本”BITE-SIZE EINSTEIN”の翻訳なのですが、全訳ではなく原本の中でもより心に響く言葉を選び取り再構成しています。タイトルにある通り、総数150にのぼるアインシュタインの言葉が各テーマに沿って紹介されます。目次は以下のようになっています。
目次:
- わたし、そして、わたしのまわりの人について
- 人生について
- 哲学、そして、人間性について
- 自然科学とその探求について
- 倫理、道徳、宗教について
- 学習、教育について
- 政治、戦争、平和について
- ふたたび、わたし自身について
各テーマに関して、個人的に素敵だと感じた言葉を抜粋しておきます。
わたし、そして、わたしのまわりの人について
わたしは天才ではありません。ただ、人より長くひとつのこととつき合ってきただけです。
人生について
常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。
哲学、そして、人間性について
手段は完全になったというのに、肝心の目的がよくわからなくなったというのが、この時代の特徴といえるでしょう。
自然科学とその探求について
何も考えずに権威を敬うことは、真実に対する最大の敵である。
倫理、道徳、宗教について
すべての人は、目に見えない笛吹きの曲に合わせて踊っている。
学習、教育について
学ぶこと、そして一般的に、真実と美とを追求することは、われわれが一生涯子どもいることを許されている活動範囲である。
政治、戦争、平和について
第三次世界大戦はどう戦われるのでしょうか。わたしにはわかりません。しかし、第四次大戦ならわかります。石と棒を使って戦われることでしょう。
ふたたび、わたし自身について
賞賛による堕落から逃れる方法はただひとつ。仕事を続けることである。人は、立ち止まって賞賛に耳を傾けがちであるが、唯一なすべきは、賞賛から目をそらし、仕事を続けること。それ以外の方法はない。
アインシュタインの言葉についてご紹介したいものはまだまだあります。どの言葉を引用するかで随分と悩みました。
その言葉をどう取るかは人それぞれで、また同じ人でも状況に応じてその言葉の意味や深みは変化するものです。今のあなたに落ちる言葉もきっとこの本にあると思いますよ。
僕ぁ一生であと何回この本を読むことだろうね(笑)読む度に咀嚼する言葉を見つけ癒やされております。偉人もそんなこと考えてたんだねぇ、と日常で悩んでいるときなどには特に癒されますよ。
合わせてどうぞ。